
ニュースリリース
(株)グリーンプラントカミヤ、高栄養価のフリルレタスを植物工場で生産、初出荷 ~沖縄公庫、完全人工光による植物工場を運営する事業に3,000万円を出資~
平成30年10月3日
株式会社グリーンプラントカミヤ
株式会社グリーンプラントカミヤ
沖 縄 振 興 開 発 金 融 公 庫
株式会社グリーンプラントカミヤ(本社所在地:南城市、代表取締役:神谷善高、以下「当社」)は平成30年7月に完成した完全人工光による植物工場でフリルレタスの栽培に着手、新工場で生産された当社グループブランド「美ら菜」の初出荷に至りました。
沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久、以下「当公庫」)は、当社の事業を支援するために平成30年3月29日、3,000万円の出資を実行しています。
【当社の概要】
当社は、平成29年10月に設立された完全人工光型の植物工場運営事業者です。土木工事を主業とする(有)神谷産業(本社:南城市、以下「親会社」)が、経営多角化のため旧保育園を賃借した実証実験プラントでフリルレタスの人工光栽培を開始したものを本格的に事業化するために設立されました。
親会社は県内流通事業者への販売実績を順調に積み上げ、事業の伸長が見込まれたことから、大規模な完全人工光型の植物工場建設に着手し、平成30年7月に完成しています。その後システムのオペレーション調整を経て8月30日に播種を開始しました。
当社は、実証実験プラントで独自に修得したノウハウを活かし、安価で高栄養価の植物工場野菜の生産を実現しています。
【新事業の概要】
当社のフリルレタスは、琉球大学農学部の栄養分析により、通常の露地野菜に比べミネラルが豊富で高栄養価であるという結果がでています。さらに、県外の同業者と技術提携を行うと共に、独自に修得した栽培技術を活用することで、他の植物工場運営事業者に比べて安価で安定的に生産することが可能です。
既に県内のホテルや大手スーパー等への販売実績もあることから、今後、沖縄県内外において安定した植物工場野菜を提供することにより、市場が拡大することが期待されます。また、海外への輸出も視野に入れて取り組んでいます。
今回の増資資金は、当社の植物工場の円滑な運営を行うための新規雇用や諸経費支払い等運転資金に充てるものです。
当公庫においては以下の点を評価し、今回出資を実行しました。
① 沖縄県内外に安定した「品質・価格・供給量」の工場野菜を提供することが期待されること
② 当公庫が資本参画することで、当社の安定した事業の運営が期待されること
③ 親会社である中小企業の経営多角化の支援を行うことで、グループ全体の事業基盤が強化されること
<出資先の概要>
(1) 企 業 名 | 株式会社グリーンプラントカミヤ | |
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(2) 所 在 地 | 沖縄県南城市玉城字親慶原745番地 | |
(3) 業 種 | そ菜栽培 | |
(4) 設 立 | 平成29年10月 | |
(5) 資 本 |
増資前
|
資本金 200万円 |
増資後
|
資本金 7,350万円 | |
(6) 代 表 者 | 代表取締役 神谷善高 | |
(7) 従 業 員 数 | 4名 |
<新事業創出促進出資制度の概要>
(1) 出 資 対 象 者 | 沖縄において ・新たに事業を開始しようとする方 ・事業を開始した日以後5年を経過していない方 ・新たな事業分野の開拓を行う方 |
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(2) 出 資 限 度 額 | 新事業に必要な資本の額の50%以内 |
(3) 出 資 実 績 | 平成14年度より開始された新事業創出促進出資の実績(累計) 65件、28億816万円(平成30年10月3日現在) |
<お問い合わせ先> 新 事 業 育 成 出 資 室 又 吉 Tel 098(941)1908 企画調査部 業務企画課 前 川 Tel 098(941)1740 |
▷記者発表の様子

・(株)グリーンプラントカミヤ、高栄養価のフリルレタスを植物工場で生産、初出荷 ~沖縄公庫、完全人工光による植物工場を運営する事業に3,000万円を出資~
※地元紙掲載記事
最終更新日:2018年10月03日