
ニュースリリース
沖縄公庫、(株)セキュアイノベーションに対し出資を実行 ~国内の中堅・中小企業向けサイバーセキュリティーを支援~
令和2年10月16日
沖縄振興開発金融公庫
【当社の概要】
SIV社は、平成27年10月にネットワーク上のセキュリティ機器を運用監視するSOC(セキュリティオペレーションセンター)事業を目的に、(株)セキュアヴェイル(本社大阪府、代表取締役:米今政臣)の協力の下設立されました。当社はこのたび、中堅・中小企業向けにウィルス対策ソフトを補完するための「EISS(エンドポイント・インシデント・スキャニング・サービス)」を開発し、令和2年4月に同製品をリリースしました。
【新事業の概要】
SIV社は、平成27年10月にネットワーク上のセキュリティ機器を運用監視するSOC(セキュリティオペレーションセンター)事業を目的に、(株)セキュアヴェイル(本社大阪府、代表取締役:米今政臣)の協力の下設立されました。当社はこのたび、中堅・中小企業向けにウィルス対策ソフトを補完するための「EISS(エンドポイント・インシデント・スキャニング・サービス)」を開発し、令和2年4月に同製品をリリースしました。
EISSは、令和2年度中小企業向けサイバーセキュリティ対策支援体制構築事業(サイバーセキュリティお助け隊)沖縄地区における実証事業に採用されることが決定し、中小企業のセキュリティインシデント対応支援のひとつとして期待されています。
【新事業の概要】
昨今のサイバー攻撃は巧妙かつ高度化しており、一般のウィルス対策ソフトだけでは対処が困難であるため、その対策が急務となっております。既存の事後対策検知を行う製品は、大企業をターゲットとしており、高額かつ専門性の高い人材配置が求められるため、中堅・中小企業には導入ハードルが高い現状にあります。当社の独自製品であるEISSは、セキュリティインシデントが発生した後の事後対処を重点的に支援することでサイバー攻撃の被害を最小化し、また一端末あたり年間1,800円と中堅・中小企業が採用しやすい価格設定を実現しています。なお、国においても、国内中小企業者に対してサイバーセキュリティリスクや事後対策(検知、対応、復旧)の重要性を啓蒙するべく、サイバーセキュリティ経営ガイドラインを改訂しております。
【本事業における出資の意義】
今回の資金調達は、セキュリティ精度向上のための研究開発費及び財務基盤の強化を目的としており、当社の成長発展を支援するための増資です。沖縄公庫においては、第三者割当の普通株式の引受によって、沖縄21世紀ビジョン実施計画である情報通信関連産業の高度化・多様化に資するものと評価しております。また、SIV社は協調出資者であるグローバルセキュリティエキスパート(株)(本社東京都、代表取締役:青柳史郎)及び(株)ベリサーブ(本社東京都、代表取締役:新堀義之)の協調出資者2社とのアライアンス強化によって、県内におけるセキュリティエンジニアの人材育成及びサイバーセキュリティ業界の発展にも寄与するものと期待されます。
<新事業創出促進出資制度の概要>
(1)出資対象者 |
沖縄において
・新たに事業を開始しようとする方
・事業を開始した日以後5年を経過していない方
・新たな事業分野の開拓を行う方
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(2)出資限度額 | 新事業に必要な資本の額の50%以内 |
(3)出 資 実 績 |
平成14年度より開始された新事業創出促進出資の実績(累計)
72件、30億1,195万円(令和2年10月16日現在)
|
<お問い合わせ先> 新 事 業 育 成 出 資 室 安 里 Tel 098(941)1907 業務統括部 業務企画課 渡慶次 Tel 098(941)1740 |



本件に該当するSDGs
最終更新日:2020年10月16日